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春画ピックアップ

心に残っている春画や、春画・絵師にまつわるエピソードなどをご紹介してゆきます。

記事一覧

第9回 心中しようとしている恋人たち〜鈴木春信『風流艶色真似ゑもん』より

第8回 日本人から見た外国人〜柳川重信「オランダ人カップル」

第7回 熟女がお灸をすえられながら〜歌川国芳『花以嘉多』より

第6回 天界での交わり〜渓斎英泉『十開之図』より

第5回 欲求不満の後家〜葛飾北斎

第4回 暗がりで人違いで処女を襲う〜歌川国貞『春色初音之六女』より

第3回 江戸っ子から見た京男〜渓斎英泉『万寿嘉々見』より

第2回 床上手な花魁〜喜多川歌麿『願ひの糸ぐち』より

第1回 菊川英山『絵合錦街鈔』より

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菊川英山『絵合錦街鈔』より

画について

画の中央に描かれている女性は、遊女の中でも最上位に位置する、花魁と呼ばれた女性です。

男の方は、単なる一人のお客様ではありません。
花魁が好意を寄せている恋人です。

この花魁のように恋する方がいると、
彼のことを思いながら、他の男性と体を重ねなければなりません。

絵師紹介:菊川英山

菊川英山(きくかわ えいざん 1787年-1867年)は、江戸時代後期の浮世絵師である。

現在の東京都新宿区市谷に生まれる。

父は狩野派の門人だったため、英山ははじめ父に、次いで鈴木南嶺に学んだ。

初期は役者絵、のちに美人画を多く描いた。

喜多川歌麿が人気絶頂のさなかに急死したのち、人々は依然として歌麿の美人画を求めていた。
そこへ英山が現れ、歌麿風の美人画を売り出す。

こののち、英山は独自の柔らかい画風を確立し、20代前半、一生涯でもっとも人気を得た。

やがて人々の好みは、歌川国貞や、英山の弟子でもあった渓斎英泉の描く粋で艶っぽい新タイプの美人画に移行してゆく。

英山の画風は時代遅れとなり、どんどん仕事がなくなってゆく。

晩年は、弟子の家や娘の家に身を寄せ、不遇なときを過ごした。享年81歳。